【初めてのローファ】履きやすいローファは存在しない?|選ぶべきは、クッションか耐久性か

新しい学校生活。

靴もちょっと大人の、ローファを履いて登校!という方も多いと思います。

しかし、ローファを履いたことがある人なら、ローファがいかに履きにくいか

を知っていると思います。

履きやすいローファは存在しない?

いいえ、そう悲観的にならないで下さい。履きやすいローファは存在します。

――じゃあ、どんなローファがオススメなのか、早く教えて!

と聞こえてきそうですが、

まず、どうしてローファは履きにくいのか、まずはローファのことを理解してあげましょう。

ローファって何?どうして学生が履くの?

ローファは、そもそも、英国の王室や貴族が室内で履くために作られたものでした。

有名な話ですね。

その見た目が格好良く、脱ぎ履きが楽ちんだったために、今のいままで受け継がれてきました。

どうして日本で学生靴として定着したのかは、あまり定かではなく、

制服を考えた際に、上記のように見た目がかっこよく、室内では靴を脱ぐという日本の風習にあっていたのではないかと推測されます。

ローファはなぜ履きにくいの?

ローファは、靴の中でも、「革靴」「スリッポン」であり、元は室内履きであるということからもわかるように、脱ぎ履きがしやすく「かぶりが浅い」のが特徴です。

かぶりとは、その文字の通り、足の甲にかぶっている部分のことを言います。

女性用のパンプスまではいかないまでも、つま先の僅かなかな「かぶり」のみで歩くしかない靴なのです。

これは、スニーカーしか履いてこなかった人には、苦痛以外の何ものでもないでしょう。

そして、昔ながらの革靴は、アッパー(上もの)をピーンと張る様に、硬い素材で、作られています。

それを履き込んで自分の足形になじませていくのが、昔は当たり前でした。

そうした観点から、アッパーは硬く、靴底もそのアッパーの張りを保つべく、硬い素材をつかっていました。

今やローファとは、学生が履くものという印象が強いですが、学校の指定靴などにもなっているため、

万人受けされず、大した改善をしなくても売れてしまうため、履き心地が変わらないまま今日まできてしまっているということなのです。

どんなローファが履きやすいの?

最近では、運動靴メーカーであるアシックス(の子会社)が婦人靴に参入し、ローファを作り始めています。

運動靴のクッションを採用した、歩きやすいローファです。

アシックス商事 ローファ(3E)合成皮革(レディーワーカー)

アッパーは柔らかく、足になじみ、

クッションは高反発クッションを採用。土踏まずにも柔らかくそうように3D設計になっているため、疲れにくい設計に。

ソールも柔らかく曲がる様な素材を使用し、特に減りやすく、滑りやすい前足部とカカトにはラバーを配置して、耐久性にも考慮した作りになっています。

HARUTA ローファ(3E) 合成皮革

耐久性は圧倒的。これほど物持ちの良いローファはないのではないでしょうか。

ハルタ独自の製法で、壊れにくく、サイズアウトさえしなければ3年間持つように、とくに強度を意識して設計されています。(保証されているわけではありません)

しかし、昔ながらの作りのため、クッション性はほとんどないのが残念…

クッションが欲しい方は、中敷きを自分で入れて履くことをオススメします。

ただし、中敷きを入れたことによって内径が小さくなってしまうので、注意が必要です。

結果、アシックス(レディーワーカー)がおすすめ。

アシックスのローファの方が、履きならす必要もなく、クッションも良く、

耐久性も悪くないと3拍子揃っているので、ハルタよりも良さそうです。

ただし、ローファはローファ。

中敷きや甲パットなど、付属品を使ってサイズ調節することが必須になります。

できることなら、実際に履いて試してみた方がいいでしょう。

ではでは、今回はこの辺で。