
2本しかない私たちの足。
よく考えると、動物はほとんどが4足。
他の動物たちと比べると、2倍の負荷がかかっている訳です。
そりゃあ疲れる訳ですね。
長い間足のことを考えず、酷使してしまっていたら、
足にトラブルがでてしまうことは当たり前と言えるでしょう。
- 若い頃に無理してパンプスを履いてしまった
- サイズが違う靴をガマンして履いていた
- かかとがすり減っても気にせず履いていた
などなど…
理由はどうあれ、違和感や痛みには、必ず原因があります。
どんなに良い値段のする、良い機能の付いた靴を選んでも、
ちゃんとしたサイズを選ばなかったり、
自分に合っていないと、
必ず違和感や痛みとして出てきてしまうのが、靴の怖いところです。
実際に違和感や痛みが出てきてしまったら
まず、医者(整形外科)へ行きましょう
どこが(筋肉なのか、骨なのか、腱なのか)痛いのか、
どんな風に違和感・痛みが出ているか、
何が原因と考えられるのか、を確かめましょう。
その時、忘れずに「病名(もし病名が無ければ病状)」を必ず覚えて帰りましょう。
※最近では、足病(そくびょう)専門の専門病院ができたと聞きます。
予約が取れないとも聞きますので、時間と余裕がある方はそちらを考えてみてもいいかもしれません。
(一般の整形外科のお医者様も同等の知識は持ってらっしゃいますので、あまり深くは考えなくともいいかもですが)
医者に行く前に知っておこう
足が痛い!と言って整形外科で診てもらうと、通常、このようなことになります。
①痛みの原因を調べる(問診・触診・レントゲン等)
②考えられる原因の説明を受ける・違う靴をオススメされる
③痛み止めのブロック注射をされる・超音波治療を受ける・マッサージを受ける
④リハビリを勧められる(定期的に通う)かも
⑤中敷きを作ることを勧められる かも
※病状によっては、より専門性の高い病院を紹介される かも
と、こんな流れになります。
ここで、【靴屋として言っておきたいポイント】
②考えられる原因の説明を受ける・違う靴をオススメされる について
☞「医者は、身体(の仕組み・治療)のプロだが、靴選びのプロではない」ということ!!
お医者様は靴の知識・正しい履き方を、医学学校で習うでしょうか?習いませんよね。
にわか仕込みで、靴の選び方で適当なことを言ってしまう医者は少なくありません。(本人に悪気がないのが辛いところです…)
そんなこととはつゆ知らず、
まったく見当違いの“医者のオススメ”を携えて意気揚々と靴屋に行くと、
良くなるものも良くならない場合があります。
⑤中敷きを作ることを勧められる について
お医者様から、中敷きを作った方が良いと言われる場合があります。
藁にもすがる思いで医者に行っていますから、言われるがまま作ってしまう方が多いのですが、医療保険が利くとは言え、その値段はかなり高額!
病院によって金額・性能・汎用性はまちまちなのです。
決して、中敷きをつくることは止めた方が良いと言うつもりはありません。
しかし、同じような機能で、オーダーでない分比較的安く手に入る市販品もありますので、
まずそちらを試してみてからでもいいのではないかな、とも思います。
自分を支えてくれる大切な足。
たまにはしっかり労ってあげてくださいね ♪